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上の階の井上という人。
自分の本当の気持ちよりも世間体を優先する人。
それこそが自分をもっとも幸せにするものだと思っている。
以前最敬礼をされたことが
あった。

ところがその後、
今なら無視をされてもかまわない状況だと思ったらしく、偶然を装ってわざわわ玄関前をとおり冷たい視線で
あいさつをしていった

​世間体により相手に対しての態度を完全に変えるらしい。

こういう時の自分の回転の鈍さが腹立たしい。無視をするべきだったのにふいをつかれ、つい無視し損なった。悔しい。私はあの人の生き方が理解できない。
こういう生き方だけは私はしたくないといつも思う。

おそらく私はこの人にはもう二度とあいさつはしないだろうと思う。


 

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